カラフルキャラメル

-映画・美術・旅行など-(基本的にネタバレで好き勝手、雑に書いています)

【2】香港旅行日記 3日目

f:id:colorfulcaramel:20141017141655j:plain

上環までMTRで移動し、トラムに乗って西邊街(Western Street)で降りて、坂を上って上って、香港大学美術博物館へ。坂ツライ、汗だく…いずれこの辺りまでMTRが延びるらしいので、そうしたら、だいぶ便利だよね!香港大学美術博物館の展覧会では、鴻遠閣藏索振海內畫鼻煙壺(Suo Zhenhai's Inside-painted Snuff Bottles from the Hong Yuan Collection)やピカソの絵皿など。
トラムにずーっと乗って、外の景色を楽しみながら、湾仔まで。ごちゃごちゃした屋台や雑貨屋さんや最旬スポットと言われる月街、星街、日街やらをブラブラしてアドミラリティ金鐘へ。占拠されている夏慤道(Harcourt Road)へ行ってみると、意外とのんびりしていて、メッセージの書かれた沢山の付箋が貼られた壁(Lennon Wall と呼ばれているみたい)にはちょっと胸が詰まってしまった。どうかどうか、みんな流血騒動なく、無事で居られますように。今回の香港行きは前から決めたことであって、まさかこんなタイミングで来ることになるとは思わなかったし、デモが起こった初めの頃は、来るのも迷ったりしたけれど、Twitterで情報収集したり、デモの様子をウォッチするようになって、深く知るいい機会になって、逆に良かったなと思ったり。許留山でマンゴージュースを買って、しばらく休憩したのち、上環の九記牛腩に行ってみたら、結構な行列。お昼時などを避けて行けば大丈夫だと思ったのに…ちょっと歩き、沾仔記へ行って、魚のつみれ団子麺を食べる。つみれがでっかくて箸で割るのが大変で指が疲れた…美味しい、幸せ、そして安い!結局、いつも、麺食べているか、豆腐花食べているか、マンゴージュース飲んでるか、豆乳飲んでるか、だけかもしれない…麺ばかり食べてて、さすがに飽きてきたので、晩ごはんは翠華餐廳でカレーと奶茶。しっかし、店内の店員さんの食器のガチャガチャ音がスゲーうるさくてすざましい。扱いが雑過ぎて笑えてくる!
20時からのビカビカショー(シンフォニー・オブ・ライツ)をもう一度観ようと先端に。風が気持ちいい。
そういえば、トラムで西邊街から上環に戻るときに見たビル(粤海投資大廈)、あれ、このビルひょっとして『インファナル・アフェア』に出てた、衝撃落下シーンのビル!?と思って、ホテルに戻ってガイドブックを見てみたら、やっぱりそうで、テンション、アガッた~!!!ふぉー!

【2】香港旅行日記 2日目

f:id:colorfulcaramel:20141016120937j:plain

スターフェリーで中環へ。まずはIfcに行って、欲しかったTWGの紅茶を見に行くも、日本よりも値段が高くて手が出ず撃沈...ふぅ。蘭芳園、G.O.D(まだ開店してなかった)を横目に荷李活道(ハリウッド・ロード)に出て、ニールズヤードへ。今回下調べをして香港での値段を調べてあったので、欲しいもので香港の方が値段が安いものだけ購入。エッセンシャルオイルや基材(キャリアオイル)などは香港の方が安いと思います。化粧品は日本の方が安いような気がするな(羽田空港の免税店で扱うようになったし)。店員さんに日本ではニールズヤードの商品は高いんだよって言ったら、日本人のお客さんみんなそう言うよって言われました(笑)みんな同じこと言っているんだな、きっと。
文武廟へ。そして上環から中環に折り返すようにブラブラほっつき歩いて、ランドマーク置地廣場まで来たので、前回お店の位置がよくわからなくてギブアップした、レトロなスタバ「星巴克冰室」で休憩。G.O.Dに行って雑貨を見て、スターフェリーで尖沙咀に戻り、池記で雲呑麺と豆腐花のランチ、割引クーポン券もらっちゃった。
旺角のランガムプレイスに行き、化粧品を物色。おっかなくて、通りの遠くからチラッと見ただけですが、旺角の占拠現場(アーガイルストリートとネーザンロードの交差点)はデモの人と報道関係者と警官と野次馬とでたくさんの人!!!裏の通りにも数台警察車両が留まっていた...
気温が高く、外で歩き回っているとすぐに疲れてしまって、ホテルに戻ると『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(The Best Exotic Marigold Hotel)がTVでやっているのでダラダラ観ながら、ウェルカムフルーツ食べたり。マリーゴールド・ホテル、大好きなジュディ・デンチビル・ナイが最後にくっつくので、何度観ても好き!ラストのバイクに2人乗りしているシーン、サイコー!しばしお昼寝後、糖朝で晩ごはん。面倒臭くて、近場で済ませてしまった。具だくさんのお粥(足料荔湾艇仔粥)と黒胡麻団子(芝麻湯圓柴米露)を注文。ハァー、どちらもちょう美味しい。ちょっと食欲無いとかお腹の具合が悪くなったときでも香港や台湾は食べられるものがあるからいいよねー。イタリアの米でお粥作ったり、スープで過ごしたヨーロッパの嫌な過去を思い出し…
食後は、K11って何あるんだろーとブラつき、尖沙咀をフラフラしたが、人混みに疲れて、ホテルに帰還。日本の旅館の「食事から戻るとお布団敷いてある」的に、ホテルに戻るとゴミ箱がキレイになっていて、バスマットが敷いてあるんですけれど(笑)!!!なんで?
Twitterを見ていたら、20時過ぎから旺角が緊張状態だったみたいで、やっぱりおっかないなところだなぁと(『ワンナイト・イン・モンコック』がトラウマ)。

【2】香港旅行日記 1日目

f:id:colorfulcaramel:20141015205530j:plain
NH1171 東京(羽田)-香港 08:55発-12:30着
朝4:00起き…
早めに家を出たら、駅に早く着き過ぎて、電車が来なくて、結局15分位待つハメに…最近お腹の調子が良過ぎるので、横浜で京急に乗り換える際にまたトイレへ…京急が混んでいてツラいヨ。成田へ行くより羽田は近くていいけれど、京急がイマイチなんだよな(って前にも思ったから、学習能力がほんと無い)。なんとか羽田空港に着き、スーツケースを預けて、いつもの上島珈琲店で紅茶を飲んでホッとする。ハァ、旅行に行くとき、空港に着くまでがいちばん緊張する。きちんと起きられるか、ちゃんと電車は動いているか、無事に辿り着けるか…免税店でニールズヤードを扱うようになったことを知り、ウキウキでショッピング!しかししかし、JALショップでの扱いでした(私はANAカードユーザーなので、ANAショップで購入すると割引&マイルも貯まるのです)…

f:id:colorfulcaramel:20141025195429j:plain

機内ではメリッサ・マッカーシーが出ている「Tammy」鑑賞。メリッサ・マッカーシー大好き!デンジャラス・バディ、サイコー!「Tammy」はスーザン・サランドンキャシー・ベイツキャシー・ベイツのパートナー役(レズビアン)でサンドラ・オー(サイドウェイに出ていた、アレクサンダー・ペインの元奥さんだよね)とかなかなか豪華で面白かった。
予定よりも早めに香港に到着できたみたい。入国審査もエアポートエキスプレスの切符を買うのに並ぶところも九龍駅からの無料バス(K2)も前回に比べて空いている。やっぱりデモで大陸のひとが少ないせいかな?とっても順調にThe Salisbury -YMCA of Hong Kongに辿り着け、しかもツインルームにアップグレードされていたし。前回シングルルームに泊まったときはスリッパが無かったから、今回わざわざ持ってきたのにちゃんと付いていたし、Wi-Fiも完備されてたし(前回は無くて、窓際で隣のペニンシュラから出てるかすかな電波を無断拝借)、バスルームのシャワーヘッドも良くなっていたけれど、ドライヤーは変わらずあの古い掃除機みたいなやつだった(笑)!そしていつもクーラーが効き過ぎてて部屋が寒い…
許留山で買ったマンゴージュースを飲み、羽田空港で買ったじゃがポックルやホテルのウェルカムフルーツを食べながら、しばらくダラダラ。落ち着いたところで尖沙咀をうろうろ。糖朝が近くなっている!海港城 Harbour Cityをブラブラして、前に来た時は改装中で入れなかった翡翠拉麺小籠包で晩ごはん。美味しそうと思って選んだ紅油牛肉拉麺がスゲー辛くて火を噴きそうなくらいビックリ!美味しい(辛いモノ好き)けれど、お腹の具合がイマイチなのに何やってるんだか。思わず、豆乳も頼んでマイルド化へ…iSQUAREのHMVでDVDチェック。日本では売ってない近頃お気に入りのスティーヴ・クーガンの「The Trip to Italy 」と「Alan Partridge: Alpha Papa」を見つけ、大興奮したけれど、冷静に考えると円安で日本円にすると結構いいお値段で躊躇、ひとまず保留。うーん、購買意欲を留まらせる円安の影響スゴイな。20時からのシンフォニー・オブ・ライツを観に先端に。ペニンシュラの前に横断歩道ができてて便利になっている!景気良いビカビカライトアップショーに思わずあははと声出してしまう。隣にいたおばちゃんたちにぐいぐい押されて、えー、なに?大陸のひと?と思ったら(偏見かしら)、韓国人でした。韓国人多かったなー。朝が早かったので疲れてしまい、ホテルへ戻ってグダグタTV見たり、本を読んだりしながら、割とあっさり就寝。

2014年上半期のベスト5とPhilomenaについて色々

今年も月平均5,6本くらいは映画を観ているのですが、本数が多くなると感想をまとめたり、ブログに書くのがすっかり億劫になってしまって...とりあえず、2014年上半期のベスト5は、
1. あなたを抱きしめる日まで
2. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
3. グレート・ビューティー/追憶のローマ
4. ある過去の行方
5. her/世界でひとつの彼女

UPLINKで観た「いわきノート」という震災関連のドキュメンタリーもボロ泣きしたとても良い作品で、同時期に「アクト・オブ・キリング」を観たこともあって、ドキュメンタリー映画の意味みたいなことを漠然と考えたり。話すことでの療法的な役割はもちろんあるだろうけれど、「いわきノート」は作成に携わっているのが学生だからか、震災を語る被災者へのインタビューの質問がストレート直球で容赦なくて(よくいえば素直)、それが逆にたいへんよい効果になっていたなぁと。

1位の「あなたを抱きしめる日まで」(Philomena)は本当に大好きな作品で、原作のマーティン・シックススミス『The Lost Child of Philomena Lee』を読んでみたり、色々ネットで関連記事や動画を見たりしたので、面白かったものをいくつか載せておきます。

●映画『あなたを抱きしめる日までスティーヴ・クーガンが語る「笑いのなかに人々の尊厳を描くこと」|50年間に渡り息子を捜し続けた実在のアイルランド人の主婦とジャーナリストの物語 - 骰子の眼 - webDICE
http://www.webdice.jp/dice/detail/4137/

スクリプト
http://1e36a764da2f6b46c156-0fa6f106d654e15326ee14d2a07c02d0.r64.cf1.rackcdn.com/2014/02/Philomena.pdf

スティーヴ・クーガンが読んで映画化しようと思ったきっかけというガーディアン紙の記事 The Catholic church sold my child
http://gu.com/p/2aqdj/tw
↓リアルマーティン・シックススミスとリアルフィロミーナの笑顔がステキ

f:id:colorfulcaramel:20140726203730j:plain

●Dame Judi Dench Interview Philomena Premiere
↓Stephen Frears監督が遅刻?して、途中からいきなり入ってくるのが笑える


●Steve Coogan Interview Philomena Premiere


●Reel Pieces: Steve Coogan with Annette Insdorf on Philomena


●Steve Coogan and Martin Sixsmith on Philomena


●DP/30: The Real "Philomena" and her daughter, Jane


●映画『マグダレンの祈り』(The Magdalene Sisters)
DVD特典映像の「マグダレン修道院の真実」も必見。ただし、ひじょうに気が滅入るイヤーな気分なります...

f:id:colorfulcaramel:20140726204459j:plain

以下のニュースは、「あなたを抱きしめる日まで」の中で、マーティンが言った台詞じゃないけれど、ほんと ‘Fucking Catholics.’ って感じで...
●「忘れられた子」800人の集団墓地を発見、アイルランドAFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3016854

時事ドットコムアイルランドカトリック系施設、子どもでワクチン実験か
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_all&k=20140611031377a

あなたを抱きしめる日まで(Philomena)

f:id:colorfulcaramel:20140726192618j:plain

‘The end of all our exploring will be to arrive where we started, and know the place for the first time.’
‘Oh, Martin, that’s lovely, did you just think of that?’
‘No, it’s T. S. Eliot.’
ジュディ・デンチは大好きな女優で、本作もたいへん良かったけれど(もともと滲み出る気品・オーラがすごいので、教養のない労働者階級のおばちゃんには見えない...でも下ネタ言ったり、ユーモアがあって、チャーミング!)、なんといっても、こんな酷い話ある?!ってストーリーをコメディにしあげたスティーヴ・クーガンがとても良い仕事したよ!ちなみにスティーヴ・クーガンのFilmographyを見てみたら、劇場で観ていた映画もけっこうあったけれど、あまり記憶に残っていなかった、ごめんね。「マリー・アントワネット」「ルビー・スパークス」なんて、えーっと、どこに出てたっけ?「アザー・ガイズ」「メイジーの瞳」のような長髪イメージがあるけれど、基本的に男性は短髪が好きなので(←訊かれてない)、今回の短髪スティーヴ・クーガンはかなりツボでした!
原作のマーティン・シックススミス『The Lost Child of Philomena Lee』を読むと、映画とは全く異なり、物語の殆どがフィロミーナの息子アンソニーアイルランドからアメリカに養子に出されて(実際は売られて)、マイケル・ヘスとして少年時代から成人して共和党主席法律顧問になり、そしてエイズで亡くなるまでを綴ったものになっています。特に同性愛への偏見が厳しかった共和党内でマイケルがクローゼットとして共和党のために働かなければならなかった苦悩を読むのはしんどかった。映画で描かれていたマーティンがフィロミーナに息子探しを頼まれて、どのように見つけたかの経緯は、原作の中ではエピローグのほんの数ページにしか書かれてなくて、実際はマーティンのみで、フィロミーナはアメリカに行っていないし、マーティン自身の性格など人物像は描かれていない。ガーディアン紙に載っていたマーティンの記事や原作のこの数ページの箇所を「信仰心が強く、ユーモアがあって優しい労働者階級のおばちゃんと、高学歴でエリートだが、ある政治スキャンダルに巻き込まれて仕事をクビになり、ひねくれていて、神は信じないという中年ジャーナリストの、初めは噛み合わないふたりが徐々に心を通わせ、友情が深まっていくバディもの&ロードムービー&そしてコメディ!」として脚色した脚本(byスティーヴ・クーガン&ジェフ・ポープ)がほんとに見事でした。疑似母への愛情ともとれるかも。ワシントンDCのホテルで、マーティンがフィロミーナの部屋にコンシェルジュと一緒に入るときに「Mum?」と声を掛けるところとか(家族でないと部屋の鍵を開けてもらえないのだけれど、それでも)。
私はイタリア美術史を勉強していたので、絵画の主題はキリスト教について描かれたものが多く、イタリアを中心にヨーロッパの主要な教会を巡ってきたこともあって(イタリアでは修道院経営の宿泊施設にお世話になった)、私にはキリスト教への信仰心は一切ないけれど、教会に行って絵画やフレスコ画を観ていると、信仰しているひとたちの日常を邪魔している気持ちになったりすることもあったし(鑑賞料や教会内は暗いので絵をよく観るために照らすライトをつけるための寄付が教会の資金源になっていることは間違いないのですが)、信仰心がないのにミサに参加したり、クリスマスに総本山バチカンのサン・ピエトロ広場に行って熱狂的な信者を見たりと、この映画の中で描かれているマーティンが感じていたある種の居心地の悪さに共感してしまいました(フィロミーナの十字架のネックレスに視線を向けたり、信仰心についてのふたりの会話など)。
2度目にロスクレアの修道院に乗り込むときの雪が降っているシーンの美しさよ!そしてマーティンの「お茶もケーキも要らないぞ!」って決意もよかったなぁ...誰が赦すのか?告白するのも罪、そして、隠すのも罪、では、救いがない…宗教ってなんなの?ってなりますよ。私もマーティンと同じで赦す境地にはとてもなれないと思うし、顔真っ赤にして、怒ると思う。マーティンの'Fucking Catholics.'と'I think if Jesus was here right now he'd tip you out of that fucking wheelchair - and you wouldn't get up and walk.'って台詞を言わせたのはすごいなと。
そういえば、ハープを弾く=ゲイって思考はもともとあるのかしら?なんの映画か忘れてしまったけれど、マーク・ウォールバーグが出てたやつで聞いたことがあったような。
私の頭の中で、80年代のエイズ問題で「ダラス・バイヤーズクラブ」やTV映画の「ザ・ノーマル・ハート」、カトリックとゲイだと「恋するリベラーチェ」など、どんどんいろんな映画がリンクしていって面白かったです。

Cities I've visited

f:id:colorfulcaramel:20140320235851p:plain

世界地図に自分が訪れた都市をマークできればなぁと思っていて、調べてみたら、FacebookのCities I've visitedというアプリがあるみたいなのですが、Facebookはやってないので、Google マップで訪れた都市にピンを立ててみました。視覚化されると結構愉しい。「頑張ったね、じぶん」とご満悦。ヨーロッパはこんな感じ。イタリアは思い入れがあるので、色を変えてみましたが、密集していてよく判らないですね(笑)...ギリシャにもピンが立つはずだったのに、体調不良でギリシャ入国前に引き返したこととか思い出したり...フランスは北部だけで偏りがあるなぁ。今後は、北欧や東欧にもピンを立てていきたいです。
Cities I've visited - Google マップ

【1】スイス旅行日記 7日目

f:id:colorfulcaramel:20140215174806j:plain

LX 160 チューリッヒ-東京(成田) 13:05発-08:55+1着
今日は帰るだけ。チェックアウトの際、ホテルのおねいさんにリートベルグ美術館を教えてくれたことのお礼を言う。スイスは好き?気に入った?と聞かれて、激しくうなずいて、お別れ。チューリッヒ空港のショッピングモールでお買い物ラストスパート。Migrosでハーブティーのティーバッグをたんまり買ったり、薬局でデザインがカワイイ缶に入ったノド飴(Grether´s Pastillen Elderflower)を買ったりして、スイスエアチェックイン。出国審査後、免税店では、父親のリクエストのスウォッチで「SISTEM51」(まだスイスでしか売ってないみたい)を、Sprüngliでオランジェットを、「スイスといえばリンツでしょ!」とLindtで会社で配る用チョコレートを、残りのお金でスイスワインを購入して、スイスフランをぜーんぶ使い切った!満足して、搭乗口に向かうも、結構距離がある!結局行きも帰りもギリギリで搭乗口に到着...隣はスイス人らしき男性。ここ数年、飛行機の席で隣が日本人だったことが殆どなくて私の中の七不思議。お隣さんのモニタをチラッと観たら「ウルヴァリン:SAMURAI」を観ていて、なんとなくボンクラ感に好印象!日本に行くから観ていたのかな?帰りの機内で観た映画は、
ウディ・アレン監督・脚本『Blue Jasmine』
ケイト・ブランシェットがいろんな賞の主演女優賞を取りまくっているけれど、評判通り、良かったです。ちょっと『欲望という名の電車』っぽかったなぁ。

f:id:colorfulcaramel:20140313205239j:plain

行きに観ていて途中で寝ちゃったイタリア映画『La grande bellezza』アゲイン!また同じところで猛烈な眠気が襲ってきて、寝てしまう。なんなの?日本でもじきに公開されるので日本語字幕でちゃんと観よう(今度は寝ないように)。
そして、何度見ても泣ける!『ゼロ・グラビティ』飛行機の中で観るのも独特だし、ちょっとコワイ...スタローンとシュワルツェネッガーが共演している『大脱出』も観たが、映画を続けて見たせいか疲れてしまい、途中で断念。少し寝たり、音楽を聴いたりしながら、定刻通り、朝08:55に成田到着!あっという間に愉しかったスイス旅行が終わってしまいました。時計を戻すときの寂しさったら!
20代~30代初めに頑張って西ヨーロッパをおもに旅行してきたので、やっぱりヨーロッパの旅行の仕方というかコツがわかっていて、旅行しやすく、かなり気持ちが楽というのはあったな。また以前のようにヨーロッパを旅行できて嬉しい!スイスはとても旅行しやすくて快適だった。たとえば、電車やトラムの掲示板や街のインフォメーションなどとてもわかりやすい。どれに乗るとか、どこで降りるとか、ちゃんと書かれていて、降りたら案内があったり、困ることが殆どなかったし、人に尋ねると皆親切に教えてくれたり、嫌な思いを一度もしなかった(というか、まずニッコリ笑顔で挨拶を心掛けたというのもあるけれど)。トラブルは成田空港に辿り着くまでに起こったことのみ、全く無しでパーフェクト!私も大人(←いい大人です)になったなぁというか、上手に旅ができるようになったのねぇとしみじみ。旅行初めの頃はトラブルばかり。でも、その方があとから振り返るといい思い出になったり、話すときのネタになるので、トラブル全く無しというのもちょっと...と思ってみたり←無いにこしたことはない。まだまだ行けなかった美術館がたっくさん!今度はジュネーブローザンヌ方面、イタリア寄りのロカルノルガーノなどにもぜひ行ってみたいな!