カラフルキャラメル

-映画・美術・旅行など-(基本的にネタバレで好き勝手、雑に書いています)

10人の泥棒たち(도둑들 The Thieves)

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字幕版鑑賞、サイモン・ヤム目的。サイモン・ヤムの話す日本語がほつれ過ぎていて、悶絶死しそうでした。でも、銃を扱う駐車場のシーンではばっちりキマってて、シビれまくりで流石!ヤムヤムのお相手役のキム・ヘスクは『渇き』のお母さん役の人ですよね。この人を見ると、なんとなく、ラ・トゥールの「いかさま師」の絵画を思い出してしまいます。

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サイモン・ヤムとキム・ヘスクがくっつくシーンで「10年間ゴブサタナノ」とキム・ヘスクが言うと、ヤムヤムが優しい顔で「10年分ヤリマショウ」って言うのがツボでした(ふたりの共通言語が日本語)。ヤムヤムじゃ日本人には見えないし!
ほか、キム・ユンソク(←個人的には、金庫破りもワイヤーも変装もガンファイトも何でもオールマイティなのだから10人チームを組む必要があったのかしら?と身も蓋もないことを言ってみる)とかオ・ダルスとか豪華キャストでアガるしで、とにかく楽しい映画でした!韓国語、広東語、北京語、日本語、英語と色々な国の人が集まっての仕事なので、多言語なやりとりも面白かったです。「韓国女性は整形している」って中国人が北京語で陰口していたり、オ・ダルス(韓国人だけれど、北京語が喋れる)が広東語は分からないので、「今、広東語で悪口言っているだろ?!」みたいなことを言ったり(笑)、語学的な面白さが楽しめるので、字幕版で観たほうが絶対面白いと思うんだけどね(この映画が超豪華声優陣の吹き替え版推しのプロモーションだったので)。