カラフルキャラメル

-映画・美術・旅行など-(基本的にネタバレで好き勝手、雑に書いています)

2020年振り返り

4月から月1出社の在宅勤務になり、通勤しなくてよくなったので、睡眠時間を取れるようになり、家事をする時間も増え、本を読む時間も増え、音楽を聴く時間も増え、QOLが劇的に上がりました。昨年はなんでか知らないけど、とにかく時間がないって言ってて、あまりに家事ができなくてナーバスになり、ロボット掃除機を買ったんだけど、今は毎日掃除機かけられるし、朝洗濯して昼に取り込めるしで、正直ずっとこのまま在宅勤務がいいな...
スタートアップというドラマの中で「いつも一緒でそばにあって当然のものがどれほど大切か、存在の尊さに気づかなかった」という手紙の一文があるのですが、このコロナ禍で長年、私の癒しの存在、ヨガ教室が閉店になってしまい、今までずっと当たり前に続けられてきたことができなくなってしまう日が来るのだな... とショックで胸を痛めていたのだけれど、さすがはヨガの先生たち、これはこれで例えば、別の習い事をするきっかけになるかもしれない、または新たな縁があるかも、とポジティブに捉えていて、私もその通りだと思って、また頑張っていこうと思います。
私はコロナ禍でも収入が変わらず、今まで通り、仕事ができているので幸せだと思います。少し社会貢献できたらなと思い、今年はブックサンタに参加してみました。本に関しては、地元に2軒くらいステキなブックストアがあり、読書親睦会やビブリオバトルなんかをやっているみたいなのですが、ハードルが高くて、おもしろそうだなといつも眺めているだけなので、来年は参加してみたいな。もしくは、本好きの友達と理想の読書会を開催してみたい。なにか課題を決めて、無理やりでもアウトプットするということをもうずっとしてないので。

①2020年読んだ本(ブクログの本棚をこうやって見せられるのは便利!)

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衝撃を受けた本は「聖なるズー」と「日没」。昨年「82年生まれ、キム・ジヨン」を読んだけど、今年は本格的に韓国文学を読み始めた年でした!チョンセランさんの優しい文章にいつも救われてます。「保健室のアン・ウニョン先生」の中で “どうせいつか負けることになってるんです。親切な人たちが悪人に勝ちつづけるなんて、どうやったらできますか。絶対勝てないことも親切さの一部なんだから、いいんです。負けてもいいんです。それが今回だとしても大丈夫。逃げよう。だめだと思ったら逃げよう。後でまた、どうにかできる” という文章がとても好きです。どの本も細かくて丁寧な解説や単語の説明があり、分かりやすくて素晴らしい。韓国文学を盛り上げていこうという訳者さんたちの熱い想いが伝わってきます。今まで韓国映画やドラマを見てきて、出てきた事柄が小説や解説を読んだことで頭の中で繋がっていって、たいへん興味深かったです。「ディディの傘」の「何も言う必要がない」の中で、女性の人称に「彼」を使っていたのが、アップデートされているなと感じました。はじめ読んでいて、ん?って思ったけど、あ、これってノンバイナリーの"they"みたいな感じかな?と、こういう文章に出会えたり、自分でもちゃんと解ることが嬉しかったです。
「その名を暴け: #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い」もおもしろかった!同時期に取材していて、ワインスタインのセクハラ報道でピュリツァー賞を同時受賞したローナンファローの「Catch and Kill」も読みたい!今年翻訳が出ると聞いていたけど、とうとう出なかったな~「Catch and Kill」はポッドキャストにもなっています。Netflix「ジェフリー・エプスタイン: 権力と背徳の億万長者」も見て、 立て続けにMeToo関連に触れて、つらい気持ちになりました。

図書館で予約すると、予約した時期はバラバラなのに、なぜか手元に集まるのが重なる謎の法則があって(笑)、2週間で3冊読むとか、昔の私だったら考えられないんだけど、意地で読みました!あと、予約した時はすごく読みたかったのに、手元に来たら、テンションがそうでもないっていうのも、図書館で借りるあるあるですね。

②2020年出会った音楽
在宅勤務になって、仕事中に音楽をよく聴くようになりました。昔から、韓国語がまったくわからないので聞いていて邪魔にならないという理由で、勉強中に少女時代をよく聞いていたけど、もうソシは新しい曲出してないし、韓国の音楽において、導いてくれてた“夜電波”がなき後、新しい曲ってどうやって探す?!ってなった時に思い出した、TBSラジオ高橋芳朗さんの韓国ポップス特集で、Ku One Chanに出会いました。ここからK-Indieにハマって、世界が一気に広がりました。Spotify万歳!あとはKatie。KPOPスター S4で優勝した人なんだけど、私は昔から、American Idol S6のMelinda Doolittleとか歌唱力のすごさに鳥肌立っちゃうような人に弱いんだな。

○昨年、10年パスポートを更新して、さぁ!どこに行こう!ってなってたのに、そして、久しぶりにイタリアに行きたいなと思って、イタリア語を勉強しはじめたのに、まさか世界がこんなことになるとは... 「地球規模の大きな一時停止」(©私の友達)が1年以上も続くなんて... 今年は都内すら2回しか出掛けなかったし、完全引きこもり生活でした。もともとインドア派だから、まったく苦にならないけれど。あまりに暇なので、大学の時以来に鉛筆を出してきて、デッサンを描いたりしてたら、意外と時間が潰れた(笑) 手を動かしていると楽しい。精神状態が安定していたのが幸いだったな~。秋頃、久しぶりに友達と会って、たくさんおしゃべりしたら、こういう時間のありがたさを身に染みて感じたし、人としゃべらなくなったら、めちゃ喉が弱くなってたし、順序立てて話すのが下手になってて笑ったw 来年は少しでも希望が持てる年になりますように...(もうさっさとオリンピック中止にして欲しいよーー)