カラフルキャラメル

-映画・美術・旅行・お茶など-(基本的にネタバレで好き勝手、雑に書いています)

ホーリー・モーターズ(Holy Motors)

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レオス・カラックス『ポーラX』が1999年かぁ...
当時、精神状態があまりよくないときに渋谷のシネマライズで観て、主人公ふたりが落ちていった深い闇に自分も入ってしまったかのようにハマってしまって、茫然としてしまった記憶アリ。ストーリーや細かい部分がほとんど思い出せないのだけれど、サントラを買ったり、メルヴィルを読んだような覚えがあるので相当刺激を受けたはず。っていうかあれから14年も経つの!?
『ホーリー・モーターズ』映画偏差値の高いような難しい解釈なしに(いくらでも色々捉えられそうだもんね)、不条理コント集のような感じで楽しみました。ワケわからない(こともない)けれど、すごく面白かった!どれがお気に入り?なーんて、観たひとと語り合いたくなる!そして、わたしのお気に入りは、メルドがめちゃくちゃなんだけれど、タバコを逆に咥えてフィルターを指で弾くところカッコイイ!あとは殺人者、殺したあとに自分そっくりに髪を剃ったり、服を着せたりしていたら、逆に刺されてしまって、ふたり同じに横たわってるし…なんだそりゃ(しかもその後すぐに傷が治っている)。あとはパーティからの帰りの車のなかでの父娘の会話がとても印象的で「お前がお前として生きるという罰を受けなければならない」という台詞。人生、自分の日々の生活すらも演じているんじゃない?自然な自分って何だ?私は誰だ?って思考を巡らし、ぐるぐる考え込んでしまいます。生きることって一方通行で、生まれたら、逆走っていうのはないわけで、前に進むしかないってことが車(というか入れ物)なのかなぁと思ったり。ドニ・ラヴァンの肉体が素晴らしかった。とてもよい感じに老けてて、歳の取り方が羨ましい。カイリー・ミノーグを抱きかかえて階段を上るシーンの美しさったら!
これから、パリの街中でリムジンを見たら、オスカーみたいな人が乗っているのかな?って思っちゃいそう!あとマンホールにも要注意。
↓このレポートがたいへん面白かったです
『ホーリー・モーターズ』レオス・カラックス監督トークショーレポート