カラフルキャラメル

-映画・美術・旅行など-(基本的にネタバレで好き勝手、雑に書いています)

世界にひとつのプレイブック(SILVER LININGS PLAYBOOK)

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I ordered Raisin Bran because I didn't want there to be any mistaking it for a date.
スクリプトをここから見ることができます↓
http://twcguilds.com/assets/screenplay/silver-linings/screenplay.pdf
大好きな映画でハマって泣いてしまった。
どっちもどっちなメンタル的に痛々しいティファニーとパットだけれど、自分でめちゃくちゃにしたのにニッキとの復縁≒過去に執着するパットは自分のことばかり考えていて、余裕がない。それに比べ、前に進もうと(ニッキをダシにしてではあるけれど)パットに手を差し伸べるティファニーはとても魅力的に描かれていて、大好きになってしまいました。かすれ声、低い声フェチの私としては、ジェニファー・ローレンスの声はものすごくツボ。話の展開がめちゃくちゃでどうなるかわからないところや会話が噛み合っていない(というかパットが無神経過ぎる。躁状態だから?)ところなんかも面白かったです。
ダイナーのシーンがお気に入り。せっかくのハロウィンデートにティファニーは気合いを入れてきたのに、パットの「シリアルを食べてれば、デートじゃない」=誰かに目撃され、周囲(というかニッキ)に新しいカノジョが出来たと思われたくないってことですよね&「一緒に食べる?」には苦笑!なんだそれ!対抗して、紅茶をオーダーするティファニーもティファニー。I am so much crazier than you.って、こんな哀しい台詞聞いたことがないし、そのあとのテーブルの上をぶちまけるシーンもカッコよかったです。
パットには常に両親がそばにいて、様子を伺いながらではあるけれど、支えになっていたと思う。対して、ティファニーには両親と一緒のシーンが出てこない分、孤独感がハンパない。メンタル面の不調は理解してもらえるひとがいないというのが一番つらいことですよね。運動をして改善っていうのはよくありそうだな。「ゴミ袋かぶって」に執着してランニングしているところは可笑しかったですが。
パットの父親のロバート・デ・ニーロ!デ・ニーロが出ていれば、そもそもキレたら何するかわからない雰囲気ビンビンで、神経症?強迫観念症?リモコンがきちんと揃えていたり、封筒1枚抜き取っただけで大騒ぎしていて、この父親にこの息子といった感じのアレな感じで期待を裏切らずよかったです。
ラストの手紙を書いてきたんだってシーン、手紙っていいよね☆私も手紙欲しいわ。